多くの患者を末期がんから生還させた男の奇跡のストーリー

経済的基盤を整えるのに5年が必要だった

経済的基盤を整えるのに5年が必要だった

長女の死をきっかけに、がん患者、そして患者の家族を救う仕事に一生を捧げようと決心したわけですが、まずは生活を立て直すことが先決でした。私も妻も長女を失ったことで精神的に大きなショックを受けたのと同時に、経済的にも大きな打撃を受けました。会社員であれば、ある程度の収入が確保できたのかもしれませんが、私はいくつかの会社を経営していたので、すべて自己責任で運営しなければなりません。
 
長女ががんで緊急入院してからは、仕事どころではありませんでした。その点では、経営者失格かもしれません。しかし、どうしても長女のそばから離れることができなかったのです。そのとき私を支えてくれていた社員には、本当に申し訳ないことをしたと思っています。ワンマン経営だったばかりに、私が出社しないことで、会社を破たんに追い込んでしまったのです。社員のなかには、家族を抱えた人もいましたし、ローンを抱えた人もいました。私の個人的な理由で、経済的、精神的な負担をかけてしまったことを後悔しています。
 
私自身も経済的な支えをなくしました。ですから、長女が亡くなり、がん患者を救うためのビジネスを始めるには、生活の立て直しから始める必要があったのです。幸い、以前、一緒にビジネスをしていた仲間が仕事を紹介してくれたり、助けたりしてくれたおかげで、新たにいくつかのビジネスを立ち上げ、順調に経済的な基盤を整えることができました。

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