多くの患者を末期がんから生還させた男の奇跡のストーリー

運動で筋肉を増やせば体温は上がる

運動で筋肉を増やせば体温は上がる

年齢を重ねていくと、筋肉量は自然と減っていきます。それもまた、体温を下げる要因となってしまいます。その理由は基礎代謝が下がってしまうからです。基礎代謝とは、人が何もせず、静かにしているときに体が消費するエネルギーのことです。体を動かしていないときにも、私たちの体の中でさまざまな活動が行われています。心臓は休まず鼓動していますし、胃や腸も動いています。もちろん、脳もエネルギーを消費しています。厚生労働省のデータによると、基礎代謝量は成人男性で1日・1500kcal程度、成人女性で1日・1200kcal程度といわれています。

人が1日に消費するエネルギーの多くは、この基礎代謝量が占めています。あなたの周りにも、たくさん食べても太らない人、逆にあまり食べないのに太っている人がいると思います。「私は太る体質で……」と言い訳をする人もいますが、それは体質でも遺伝でもなく、基礎代謝量が理由であることが多いのです。同じカロリーを摂取しても、基礎代謝量が多ければ太りにくくなりますし、基礎代謝量が少なければ太りやすくなります。体温も基礎代謝量と大いに関係しています。人は体温を維持するためにも多くのエネルギーを使っているからです。年齢や性別が同じでも体温が高い人は基礎代謝量が多く、体温が低い人は基礎代謝量が少ない傾向があります。

では、体温の高い人と低い人では何が違うのか。一つの理由が筋肉量です。筋肉を動かすにはエネルギーを消費します。これによって、体温を上げることにもつながるのです。昔の人と比べて現代人は、全体的に体温が低くなっているといわれますが、その理由は、運動をあまりしなくなったために、筋肉量が落ちていることが原因だと考えられます。意識して筋肉を増やせば、基礎代謝量も自然と増えて、結果的に体温を上げる効果もあります。

筋肉量を増やすためにもっとも手軽なのは、ウォーキングです。人の筋肉の約7割は下半身にあるといわれますから、この部分を鍛えれば、筋肉を効率よく増やすことができます。運動をしなければ、筋肉は着実に衰えていきますから、毎日少しでもウォーキングを心がけるといいでしょう。忙しい人の場合には、通勤を少し工夫するだけでも効果があります。例えば、会社の最寄り駅の1駅手前で電車を降りて歩くようにすれば、 15 分から 20 分程度のウォーキングの時間ができるでしょう。「週末になって時間ができたら、ウォーキングに出かけよう」などと思っていると、いつまで経っても実現できません。日常の生活の中にウォーキングなどを取り入れていくことが大事です。

PAGE TOP