多くの患者を末期がんから生還させた男の奇跡のストーリー

余命宣告に明確な根拠はない

余命宣告に明確な根拠はない

余命は、がんの進行度合いと過去のデータを合わせて推測をします。このとき利用される過去のデータに「5年生存率」というものがあります。「5年生存率」は、がんと診断され、治療を開始してから5年後にどのくらいの人が生存しているかを示す統計です。
 
勘違いしてはいけないのは、がんが治ったかどうかは関係がないことです。がんが再発して治療中であったとしても、5年後に生存していれば「生存」と判定されます。
 
5年生存率は、部位ごとに統計データがあります。医師は患者のがんの進行状態と5年生存率の統計を参考にして余命を推測しているのです。
0 90 80 70 60 50 40 30 20 100 (%)5年相対生存率 男 女 計 5 年 相 対 生 存 率 ) 主 要 部 位 (
しかし、統計データには年齢差もあれば個人差もあります。その意味で余命の判断にどれほど意味があるのか、私は疑問に思います。その証拠に余命1カ月と診断された患者がその後、何年も生き延びているケースがあります。余命より長く生きることは素晴らしいことですが、その患者が余命宣告されたときの心理状態を考えると、手放しに喜ぶことはできません。余命宣告を受けたショックが少なからずがんの進行に影響を与えた可能性はあります。余命宣告などを受けなければ、もっと早くがんを克服できたかもしれません。

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