多くの患者を末期がんから生還させた男の奇跡のストーリー

医師が患者の寿命を縮めている

医師が患者の寿命を縮めている

がんは突然やってきます。体の中では徐々に進行していても、なかなか気付きません。自覚症状がないケースも多いからです。そしてある日、医師から告知を受けます。がんの種類や進行度合いによっては、余命宣告を受けるケースもあります。

あなたの余命はあと数か月です―。これほどのショックはありません。医師の言葉が奥深くまで突き刺さります。

さまざまな考えが頭の中を駆け巡ります。まだまだやりたいことが残っているのに、もう何もできないかもしれない。自分がいなくなってしまったあと、配偶者や子どもの生活はこれからどうなるのか。年老いた両親はどんなに悲しむだろう。一気に押し寄せて正しい判断ができなくなります。

衝撃的な影響を及ぼす余命宣告ですが、何を根拠に診断されているのでしょうか。私は、絶対的なものではないと考えています。

例えば、ステージという表現方法があります。がんをその進行度によって、ステージ0からⅣまでの5つに分類する方法です。Ⅳに近いほどがんが進行していることを意味します。

国立がん研究センターはサイト上でステージ(病期)について、次のように説明しています。「病期分類ともいい、がんの大きさや他の臓器への広がり方でがんを分類し、がんの進行の程度を判定するための基準。がんの治療法を選ぶために判定したり、5年生存率を出すときの区分として用いたりします」

乳がんの病期の分類

ステージ 状態
0期 非浸潤がんといわれる乳管内にとどまっているがん、または乳頭部 に発症するパジェット病(皮膚にできるがんの一種)で、極めて早期の乳がん
Ⅰ期 しこりの大きさが2㎝以下で、リンパ節や別の臓器には転移していない
ⅡA期 しこりの大きさが2㎝以下で、わきの下のリンパ節に移転があり、そのリンパ節は周囲の組織に固定されず可動性がある
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または、しこりの大きさが2〜5㎝でリンパ節や別の臓器への転移がない
ⅡB期 しこりの大きさが2〜5㎝で、わきの下のリンパ節に転移があり、そのリンパ節は周囲の組織に固定されず可動性がある
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または、しこりの大きさが5㎝を超えるが、リンパ節や別の臓器への転移がない
ⅢA期

しこりの大きさが5㎝以下で、わきの下のリンパ節に移転があり、そのリンパ節は周辺の組織に固定されている状態、またはリンパ節 が互いに癒着している状態、またはわきの下のリンパ節転移がなく胸骨の内側のリンパ節に転移がある場合
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あるいは、しこりの大きさが5㎝以上で、わきの下または胸骨の内側のリンパ節への転移がある

ⅢB期 しこりの大きさが5㎝以下で、わきの下のリンパ節に移転があり、そのリンパ節は周辺の組織に固定されている状態、またはリンパ節 が互いに癒着している状態、またはわきの下のリンパ節転移がなく胸骨の内側のリンパ節に転移がある場合
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炎症性乳がんもこの病期から含まれる
ⅢC期 しこりの大きさに関わらず、わきの下のリンパ節と胸骨の内側のリンパ節の両方に転移がある、または鎖骨の上下にあるリンパ節に転移がある
Ⅳ期 別の臓器に転移している

病院で診断を受ける際には、病理検査を行い、がんのレベルがどのくらいの段階かを判断します。腫瘍の場所や大きさ、他の臓器への転移などを総合的に判断してステージを決めるのです。

ステージの判断は、がんの部位によっても異なります。例えば、乳がんのステージは図のように分類されています。

ステージⅣになると、一般的に末期がんといわれる状態です。他の臓器に転移しているケースも多く、三大療法では治療方法も限られてきます。つまり、ステージⅣと診断された患者は死を宣告されたのも同じなのです。

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