多くの患者を末期がんから生還させた男の奇跡のストーリー

学校に行かなかったからこそ得られた才能

学校に行かなかったからこそ得られた才能

そこで、別の方向を模索しました。思いついたのがチラシのビジネスでした。学校で型通りの勉強をしなかったために、人とは違う発想ができたのかもしれません。家に帰ると、ポストには毎日、大量のチラシが入っています。ということは、誰かがわざわざチラシを入れに来ているのです。20 枚のチラシが入っているとすれば、 20 人の配布員が私の家のポストに来ているこ とになります。これは、すごいことだと思いました。

そこで考えたのは、 20 人の配布員の仕事を1人でこなせば、効率的になるということでした。さっそくパソコンを購入し、チラシの配布代行のビジネスを立ち上げました。このビジネスは結構、儲かりました。当時の私は、常に新しいビジネスのことを考えていました。思いつくとすぐに行動に起こすので、瞬く間にビジネスの規模が拡大していきました。 20 代の時点でかなりの数の会社を立ち上げていました。もちろん、収入もどんどん膨らんでいきます。

気付けば、普通の会社員をはるかに上回る額の月収を手にしていました。ただ、私自身は、お金を稼ぐ仕組み作りに興味があり、お金を使うことにはあまり興味がなかったのです。結果、お金は手元に貯まるだけでした。S氏も同じような状況でしたから、将来は一点の曇もないほど晴れ渡り、希望に満ちていました。そんなS氏を一変させたのが妻の病気だったのです。一時はすべてを失いかけました。病気とは何と恐ろしいものなのか―。私は改めて認識させられることになりました。一瞬にして本人だけでなく家族の人生まで破壊してしまうほどの衝撃を持っています。病気は本人だけの問題ではない。

そして、病気から救うには家族の力が欠かせない。S氏の妻の病気を通して、私は改めて家族の大切さを実感したのです。

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