多くの患者を末期がんから生還させた男の奇跡のストーリー

「末期がん」という言葉に振り回されない

「末期がん」という言葉に振り回されない

がんは早期発見するほど治りやすいといわれています。たしかにその通りです。腫瘍が小さいときに発見して最適な治療を施せば、大きくなってから治療をするよりも完治する可能性が高まります。しかし、末期がんだから助からないということにはなりません。

前述のようにがんの進行度は5段階で表され、ステージⅣは末期がんといわれます。ところが、末期がんから生還する人も多くいます。末期がんと聞くと、命が残り少なくなってしまったイメージを抱いてしまいますが、それは誤解です。医学的ながんの進行度と患者の余命には関係がありません。

その証拠に末期がんと診断されても、元気な時と何ひとつ変わることなく、日常生活を送っている患者もいます。がんの進行度合いと患者の病状は一致しないのです。

余命宣告にしても末期がんという言葉にしても、患者に不要なショックを与える言葉が多すぎます。精神的なダメージは病気を悪化させますので、このような言葉に振り回されないようにすることが大事なのです。

患者に悪いダメージを与えるにもかかわらず、なぜ医師は余命宣告などを行うのでしょうか。多くの医師が「限られた時間を患者が有意義に過ごすため」というでしょう。本当にそうでしょうか。私にはそうは思えません。

残された家族が困らないように遺言書を用意したり、身辺整理をしたり、ある程度の効果はあるかもしれません。とはいえ、患者は死の恐怖に襲われ、夜も眠れなくなります。残された時間を有意義に過ごせるような精神状態ではないのです。

最近は患者自身に告知をするのが普通になっていますが、この意味で告知するかどうかは慎重に考えたほうがいいでしょう。

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